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『努力2.0』まとめてみた【頑張る努力ではもう勝てない】

努力2.0まとめてみた

こんにちはかつみです!
今回はときど選手の著書『努力2.0』をまとめました。

才能で勝ち上がっていく人、努力で勝ち上がっていく人。

目立つのは才能で勝ち上がっていく人ですが、継続的に勝てる人というのは努力で勝ち上がっていく人です。

強さというのは、才能で決まるものではなく、壁にぶつかった時それを乗り越えた回数が強さになります。

スランプに陥った時、変わらず努力できるかが成功の鍵となります。

本書はただ努力の仕方が書いてあるわけではありません。2.0という普通の人(1.0)の考え方とは違った「ときど式」の努力の仕方です。

今回はその「ときど式」の努力2.0を簡単にまとめたので是非読んでみてください。

ときど選手のプロフィール

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本名:谷口一(たにぐちはじめ)
東大卒のプロ格闘ゲーマー

1浪をへて東京大学教養学部理科一類入学。東京大学工学部マテリアル工学科に進学、卒業同大学院工学系研究科マテリアル光学専攻中退。

2010年日本で2人目となる格闘ゲームのプロデビュー。
その後2017年最大の世界大会EVOで優勝、
2018年カプコンプロツアーで年間ポイントランキング1位、EVO準優勝。
2019年Game Over優勝。

【①反復の法則】負けの中に答えがある

負けの中に答えがある

何かを成し遂げるには反復が必要。

これはどんなときでも変わらぬ心理です。

重要なのは失敗しても気にせず、むしろ喜ぶこと。

失敗は、今自分がやっていることが正しいか否か、どちらの方向に進むべきか明確に教えてくれます。

インプット→アウトプット→フィードバックを反復せよ

次のような学びのサイクルを反復することが大切です。

学びのサイクル

  • インプット  :必要な技術を学ぶ
  • アウトプット :学んだ技術を試す
  • フィードバック:新たな発見を学びに生かす

重要なのはこのサイクルを早く回すこと。

物事は計画通りに進まないことが当たり前です。

サイクルを早く回すことで、予想外も織り込み計画を立て、じっくりと腰を据えて改善し解決に向かう。

小さな本番を繰り返して続けないと対応できなくなり、努力が全部無駄になってしまいます。

負け試合に全てが詰まっている

「勝ち筋」より「負け筋」の方が圧倒的に分析、検証がしやすいです。

負けた試合は情報の宝庫です。

「負けに不思議の負けなし」などの言葉の通り、負ける原因は可視化されている部分が必ずあるものです。

失敗することで、自分がやろうとしていることが正しいのか、間違っているのか明確にわかります。

負けた試合こそが、今の自分に必要なものを教えてくれると考えています。

負けや失敗は僕らの見方になってくれるのです。

【②環境の法則】ライバルは「敵ではない」

ライバルは敵ではない

どんな環境で努力するかで結果は大きく変わります。

ライバルと情報を共有したり、手の内を明かしたりすると勝てなくなるのではないか。

その考え方は間違いで、ライバルは敵でもなければ仲良しグループでもない。

切磋琢磨する「同志」なのです。

仲間からのダメ出しは宝の山

自分が得た最新情報を人に教えることは、デメリットの方が大きいと思っていました。

しかし、今では完全に考えが変わりました。

共有することで、自分にも相手にもメリットがあり、結果的に「情報を共有していない集団」に対しては有利になっていきます。

たった一人で思いつけるアイデアの数は限りがありますが、寄ってたかってみんなで考えた方が、効率がいいことは明らかです。

少し背伸びした環境を選ぶ

居心地のいい環境で努力しても成長しません。

重要なのは、自分に居心地のいい環境ではなく、「少し背伸びした環境」を選ぶことです。

次のフィールドに存在するモンスターは従来のフィールドにいるモンスターより、はるかに経験値が高いです。

難しく考えずに、集団の中ではまず、平均より少し上のレベルを目指すことです。

他人より格段に上手くなろうとか、100点を目指そうと意気込む必要はありません。

その集団で上位20%くらい、点数で70〜80点くらいで打ち切り、次のレベルの環境に移ります。

新しい環境では平均以下から始まるので、その環境で平均以上を目指すの繰り返しになります。

教えることで自分が理解しているか検証する

失敗したのはインプットかアウトプットかを知る必要があります。

  • そもそも理解が不足している
  • 理解したことを表現できていない

勉強であれば解答の方向性すらわからない。ゲームなら行動そのものの選択を誤った。

これらはそもそも理解不足からきており、インプットの問題になります。

理解していたのに回答欄にかけなかった。行動は正しいのに操作ミスをしてしまった。

これは表現ができていないという、アウトプットの問題になります。

現状の理解こそが応用の土台になるのです。

理解を深める時、最も有効的な方法があります。

それは人に教えることです。

これはアウトプットの中の究極形でどんな相手にも伝えれる、相手の理解や素養に合わせるなど、自らの理解が試されます。

教えた相手ができるようになったら今度は自分が相談する番です。

教えることで相手を成長させ、新たなアドバイスをもらうことができます。

【③メンタルの法則】心に負担をかけない

心に負担をかけない

気持ちだけで何かを成し遂げようとするのは難しいです。

強いメンタルとは心に大きな負担はかけず、無理をしないことで生み出されます。

燃え上がる情熱を持ちつつも、冷静に心をメンテナンスする。

この両輪があってこそ努力は実を結ぶのです。

心のエネルギーを節約する

情熱はモチベーションや自制心などの素になるものですが、それだけで成果を上げることはできません。

心のエネルギーは無限ではないからです。

時間や労働力と同じで「有限のリソース」です。

無理をすれば決して続かない。

僕が僕自身に接すること。

それが精神的に健康なまま充実した競技生活を続けるヒントになると考えています。

毎朝自分の通信簿をつける

メンタルに大きな負担をかけないために常に自分の状態を知っておくことが必要です。

僕らは気づかないうちに、無理をしてしまうことがよくあります。

自分のことをモニターするために毎朝、昨日の1日の自分の状態を記録する、「自分の通信簿」を書いています。

通信簿にはジム・レーヤーの『メンタル・タフネス』を参考に、

自分の通信簿

  • 睡眠時間
  • 食事の回数
  • 脈拍
  • ストレス量
  • 感動の回数
  • 幸せ度
  • タフな行動
  • 摂ったカフェインの量

など25項目を1〜10段階で評価して記録しています。

ノートに書いてみると昨日のよかったところ、よくなかったところが分かり、気持ちを向けるべき点が明確になり、自動的にそれを意識することができます。

この自動的に意識させられるところが、意志の力を使わないので面倒くさがり屋でも改善することができます。

【④継続の法則】頑張りはいらない

頑張りはいらない

何かを長く続けるのは面倒臭い。

これは人間なら誰にでもあてはまる絶対的真理です。

僕の努力に意思力や頑張りは一切関係ありません。

面倒くさがりでダメな自分でも、自然に動く仕組み。それが努力2.0を継続する秘訣です。

あらゆる行動をルーティン化せよ

何かを本気で継続したい、やり遂げたいときに意志の力に頼っていると何も実現しません。

大事なのはダメな自分を前提に、努力が続く仕組みを作ってしまうこと。

自分で動くのではなく仕組みに動かされるようにするのです。

日常生活は常に決断の連続です。

今日は何を着るか、どこで何を食べるか、無意識であっても意外に気力を消費させられるもので、それが積み重なるとあなどれません。

ルーティン化することで意志の力を使わずに済みますし、そうやって機械的に行動しているうちに習慣にもなります。

ルーティンを設定するときの3つのポイント

1つ目は、1日の中に違う種類の行動を入れておくこと。

受験生時代に勉強とゲームを両立し、今はゲームだけでなく、筋トレや空手を取り入れています。

2つ目はルーティンに縛られないこと。

予定外の事態は次々に起こります。その度にイライラせず、目的に応じて柔軟に変化させます。

3つ目は一番大事なポイントだけはきっちり押さえること。

現在のスケジュールであれば、「15時にゲームの対戦会に行く」だけは、最優先させています。

凡人は武器になる

努力を継続すると、必ず壁にぶつかります。

このような壁は、限界を突破する自分なりのやり方を身に着ける大きなチャンスです。

生まれつきの素質を持っている人は、トントン拍子で駆け上がるため、一度限界にぶつかると伸び悩むのは珍しいことではありません。

次の段階へ進むために必要な実力を得て行くのが、「凡人」のやり方です。

凡人は文字通り壁があるとしたら、そこを登るための工夫を嫌というほど繰り返してきたわけです。

結果が出ない時期は落ち込みますが、結果が出ない時期の試行錯誤が将来的にいい結果として現れます。

【⑤Whyの法則】嫌なことはやらない

嫌なことはやらない

「やってみる」が努力の指針ですが、その大前提として、「なぜそれをやるのか」を考えておくことが重要です。

「好きなことだけをしろ」というほど人生はシンプルではありません。

今自分がやろうとしていることを好きになる。

それが無理なら受け入れることは、何かを極めるために絶対必要です。

違和感があるならやらない

「Why」なぜ努力をするのか、僕の場合でいえば「なぜゲームなのか」この問に納得した答えがでていないと、その後が辛くなります。

「なんだか気が進まないな」少しでもそう思ったら、一度立ち止まってみることをおすすめします。

大学受験は東大。その後大学院に進学。

今まで一度も自分に「なぜこの道を選ぶのか」と問いかけたことがなかった、自分で決めたことがなかったので、嫌なことをやる辛い時期が続きました。

今の僕は、生活のほんのちょっとしたことでも「嫌だな」と感じたらやめるようにしています。

嫌ならやめるはシンプルですが、それなりに訓練しなければできません。

小さな違和感を見逃さず、ちゃんと否定する。その繰り返しが自分を守ります。

心の声と世間の声をごっちゃにしない

大学院を辞めた後、公務員を目指しましたが「本当に公務員でいいのか?」と心の声が聞こえてきました。

僕はなぜ、大好きなゲームを職業にするという選択肢を無意識に消してしまっているのだろう?

初めてそのことを深く考えたとき気にしていたのは「世間体」だということにはっと気づいたのです。

自分はどうしたいのか、他ならぬ自分自身のために覚悟を決めました。

しかし、「好きなことをやる」と「受け入れる」は違います。

なんであろうと自分が受け入れた道であれば、やってみて失敗しても納得できる。それが一番大切なことです。

【⑥地力の法則】自分史上最強になる

自分史上最強になる

強さとは何か。その定義をどう考えるかで、努力のやり方も変わります。

強さとは相対的な競争よりも「自分との戦い」をどう制するかの方がずっと大切です。

実際トッププレイヤーたちは、「自分はこうありたい」というこだわりを、プレイで表現しています。

そこにはただ勝つだけではない、その先の強さがあるのです。

何が正解かではなく、どうなりたいか

今戦っているトッププロの世界ではこれをやったら勝てるという正解はありません。

なので勝ちたい以外の自らの思いをベースにした理想や目標が支えになります。

どうやってもかまわないし、どうやれともいわれていない。

だから自ら「どうなりたいか」という自分なりのポリシーが必要になるのです。

一流プレイヤーほど自分があります。

人それぞれ内容は異なりますが、プレイからにじみ出ています。

ポリシーをそのまま目標にしない

ポリシーを持つことは大事ですが、それだけでは何も実現しません。

ポリシーを目標にしないこと。

できるだけ具体的に数字で表現できるかたちに変更することを意識してください。

目標設定例

【ポリシー】ときどを通して「格闘ゲームっていいもんだな」と伝えたい
【目標】2018年のカプコンプロツアー年間ポイント1位

ポリシーは抽象的なものなので段階を経て目標に落とし込む必要があります。

目標設定までの段階

  1. 【ポリシー】ときどを通して「格闘ゲームっていいもんだな」と伝えたい
  2. 思いを知ってもらうには勝つ必要がある
  3. 格闘ゲームは真剣に向き合うに値することを伝える
  4. トッププレイヤーとして最前線で闘う姿を見せる必要がある
  5. 【目標】2018年のカプコンプロツアー年間ポイント1位

目標が具体的だと自動的にやることが決まります。

具体的な目標を追うことで自動的に「ここ一番で勝ち切る」「地力を上げる」ことに向き合わざるを得なくなるのです。

まとめ

ぼくはネットビジネスを行い、将来は作家になりたいという夢があります。

それはプロゲーマーとは全然関係のないように思えますが、ときど選手の『努力2.0』はとても参考になります。

本書はどんな分野でも、通用する方法だと思います。

負けた試合にヒントが隠されている。凡人だからこそ強い。行動をルーティン化するなどはとても参考になりました。

ゲームを知らないから本書は興味ないではなく、努力が継続できない人は、必ずヒントがあるのでぜひ手にとって読んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。